免疫チェックポイント阻害薬（ICI）について

免疫チェックポイント阻害薬（ICI）

がん細胞に対する自己免疫を再活性化させ、腫瘍に対する免疫応答を高める治療です。
英語でImmune Checkpoint Inhibitorと表記され、略してICIと呼ばれます。

免疫関連有害事象（irAE）

従来の抗がん薬とは異なる種類の有害事象がさまざまに出現することが知られています。
これらを免疫関連有害事象（irAE）と呼び、適切な対応や早期対処が重要となります。
図にある症状がみられた場合は、医師・薬剤師へご相談ください。

（保険薬局や他の医療機関の方へ）
当院の免疫関連有害事象（irAE）対策の取り組みについて

地域の保険薬局や他の医療機関と連携する為、当院では免疫チェックポイント阻害薬（ICI）を投与している患者さんに、お薬手帳表紙貼付用のICIシールを配布しています。
お薬手帳にICIシールを貼付している患者さんが来局されましたら、irAE等の発現の有無をご確認いただきますようお願い申し上げます。

（応需薬局の方へ）
irAEに関する服薬情報提供について

irAEの早期発見や重症化予防に繋げるために、irAE専用トレーシングレポート（服薬情報提供書）を作成しました。
患者さんの副作用モニタリング等にご活用いただき、広島県版トレーシングレポートと合わせて、薬剤科までFAXをお願い致します。

ただし、緊急を要する場合は、疑義照会（各診療科へ電話）をお願い致します。

福山市民病院　薬剤科
Fax：084-941-1765
電話：084-941-5151（代表）

関係資料一覧

• トレーシングレポート（広島県版）ver.3 [Wordファイル／91KB]
• irAE専用トレーシングレポート（服薬情報提供書） [PDFファイル／854KB]