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胎児超音波スクリーニングシステムについて

記事ID:0002846 更新日:2024年10月21日更新 印刷ページ表示

胎児超音波スクリーニングシステムを実施しています

妊婦検診 

お母さんと共にお腹の赤ちゃんが元気かどうか確認するための妊婦健診は定期的に行われていますが、子宮内の赤ちゃんを観察する方法として超音波検査が最も広く用いられています。 妊婦健診時の通常の超音波検査では赤ちゃんの心拍や胎位の確認などを行います。推定体重を計算して順調に発育しているかも確認しています。

 

胎児超音波スクリーニング

出生する赤ちゃんのうち、妊娠中から出産後、児の発達に伴って分かる異常を含め約3~5%は、何らかの異常を持っています。胎児超音波スクリーニング検査は、お腹の中にいる赤ちゃんに大きな病気がないかどうか、胎児と胎盤、臍帯、羊水などを詳しく観察する検査です。そして胎児形態異常(奇形)を疑った場合にはどんな病気かを超音波検査で詳しく調べます。

ただ単に奇形を見つけるのが、胎児スクリーニングではありません。事前に病気が見つかっていないと、分娩場所によっては出生後に救急搬送することで救命までの時間がかかり、重篤な後遺症等を残す場合もあります。その疾患の重症度を予測し、生まれてくる赤ちゃんと妊婦さんに対して、適切な処置ができる施設や分娩方法を準備し、重篤な後遺症を残す赤ちゃんをできるだけ少なくするための検査です。またあらかじめ病気を理解し、赤ちゃんのお母さんやお父さんに心の準備をしていただくためにも出生前に異常がないか確認をすることが重要になります。

検査の限界について

胎児超音波検査で胎児の病気すべてが見つかるわけではありません。胎児超音波検査ではわからない病気、また回数を重ねてどれだけ細かいところまでスクリーニングを行っても生まれてみなければわからない病気がたくさんあります。赤ちゃんの向きや週数、腹壁の厚さなどで胎児が見えにくく、見つからない場合もあります。見つからなかった異常について産婦人科医、臨床検査技師含め医療従事者が責任を負うことはありません。診療、検査にはベストを尽くすように努めてまいります。産前産後にかかわらず見つかった異常に関しては小児科医(新生児医)等と協力し最善を尽くし対応させていただきます。

 

当院の胎児超音波スクリーニングシステム

検査にかかる時間

10分で終わることもありますが、赤ちゃんの向きや動きによっては30分以上かかることがあります。(見えにくい場合は後日、改めて検査することがあります。)

 

検査時期/曜日(担当者)/場所

  • 妊娠18週~20週頃/毎日(専門の臨床検査技師)/ 生理検査室
  • 妊娠26週~28週/毎日(専門の臨床検査技師)/ 生理検査室
  • 妊娠30週~32週/毎日(専門の臨床検査技師)/ 生理検査室

主治医など担当者が日程などの説明をします。
結果につきましては、主治医が説明します。

 

検査できる方

当院で妊婦健診を行っている方、当院で出産予定の方
(妊婦健診の一つとして行います。親子健康手帳、別冊、診察券をお持ちください)

 

赤ちゃんの安全、安心な妊娠継続と分娩ができるようご協力お願いいたします。

胎児心エコー

 


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く