原則妊娠34週以降のお産に対応しています。母体合併症のある方の分娩も他科と連携して診療しています。
妊婦健診スケジュール
妊婦健診スケジュール
妊娠10週未満 |
1〜2週間に1回、母子手帳手続き |
妊娠23週まで |
1回/4週 |
妊娠35週まで |
1回/2週 |
妊娠36週以降 |
1回/1週 |
予定日超過 |
2回/1週 |
- 妊娠が確認できて母子手帳を持参した時点で公費補助券を利用できます。切迫流早産などの病気にかかると保険適応になります。
- 妊婦健診代 公費補助券の料金 約1,000円~2,000円
(超音波検査を含む)
妊娠36週以降NSTモニターを実施(プラス1,000円)
その他一定の時期に血液と帯下の検査があります。
- 助産師による相談が受けられます。
- 超音波画像検査:原則毎回行っています。なお、撮影した超音波画像を差し上げます。
希望があればUSB録画可能です。条件がよければ、胎児の立体像を見ることができます。
母親学級
偶数月第2木曜 13時半~15時半に行っています。(産婦人科外来へ要予約)
妊娠20週以降に1度、参加をお勧めします。
妊娠中の注意点や分娩の始まり・流れを助産師がわかりやすく説明します。
病棟や分娩室、新生児室の見学もできます。(使用しているときは見学できないこともあります)
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入院について/設備/お祝い膳/分娩費用
- 入院準備 外来でお渡しするパンフレットを参照して準備してください。
- 入院期間 経腟分娩の場合、初産婦は産後6日目、経産婦は産後5日目、帝王切開分娩の場合は産後7日目を目安としています。
- 個室に入院されると母児同室が可能です。(お母さんと赤ちゃんの体調によっては出来ない場合があります。)
- 入院設備
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- お祝い膳 産後入院中に1度、お祝い膳を提供しています。
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- 分娩費用 平均47万円(食事代含む)、個室料金別
里帰り分娩希望について
里帰り分娩についても受け入れ可能です。
里帰り分娩をご希望の方へ
救急搬送受け入れ
当院は救命救急センターを併設しています。
妊娠34週以降の母体合併症による母体搬送や産後出血などの産後救急症例を積極的に受け入れています。
母乳外来/育児相談
予約制で助産師がおこなっています。
日時:毎週月曜日~木曜日 14時~16時
費用:1回 2,050円
子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫、子宮脱など症状等にあわせて手術や薬物治療を行います。当院では、子宮筋腫に対して子宮動脈塞栓術も行っています。
手術について
- 麻酔は麻酔医により行います。手術内容や患者さんの状態から麻酔科医が麻酔法を決定します(全身麻酔や腰椎麻酔など)。術後疼痛軽減のための硬膜外麻酔を行うこともあります。
- 手術前日の入院ですが、基礎疾患のある方は早めに入院していただくことがあります。
- 腹腔鏡手術:皮膚切開創が小さく比較的侵襲の少ない手術です。
- 適応症:卵巣嚢腫、子宮内膜症、子宮外妊娠、不妊治療など。ただし、悪性の可能性がある場合や激しい癒着が予想される場合などは開腹術をお勧めしています。
- 入院期間:5日前後
- 麻酔:全身麻酔(+硬膜外麻酔)
- 腟式手術:お腹を切開せずに腟から主として子宮摘出を行う手術です。
- 適応症:子宮脱、子宮筋腫など
- 入院期間:7日~9日
- 麻酔:全身麻酔+硬膜外麻酔
- 開腹手術:お腹を切開して行う手術で、術中視野が十分確保できますのでどんな手術にも対応できます。摘出物が大きい場合や癒着があるときや悪性を心配する病状などが適応となります。
- 適応症:子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍など
- 入院期間:9日~10日
- 麻酔:全身麻酔+硬膜外麻酔
当院は、地域がん診療連携拠点病院です。婦人科悪性腫瘍に対しても、専門的な治療を受けて頂くことができるよう、子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌など悪性疾患はそれぞれの診療ガイドラインに沿って治療しています。
- がんは早期発見・早期治療が大切です。年1回の癌検診をお勧めします。当院では、子宮細胞診検査と超音波画像検査による卵巣癌検診を行います。
- がん治療は手術と化学療法(抗癌剤)と放射線治療を組み合わせた集学的な治療が必要になることが多いですが、当院ではいずれも専門医による治療が可能です。ただし、特に子宮頸癌の放射線治療で用いるRALS(腔内照射)はできませんので、必要な患者様は対応可能な病院へ紹介させていただきます。
- 化学療法(抗癌剤)は、極力普段通りの生活を送っていただくため、外来(化学療法室)で行います。ただし、初回投与は入院で行います。
- これから妊娠を望まれる方でがんの進行程度が許される状況であれば子宮及び卵巣機能を温存した治療を行います。
- がんの苦痛を最大限取り除く緩和治療も積極的に行っています。必要に応じ、緩和ケアチームの診察を受けることができます。
手術について
- 麻酔は麻酔医により行います。手術内容や患者さんの状態から麻酔科医が麻酔法を決定します(全身麻酔や腰椎麻酔など)。術後疼痛軽減のための硬膜外麻酔を行うこともあります。
- 手術前日の入院ですが、基礎疾患のある方は早めに入院していただくことがあります。
- 円錐切除術:子宮頸部を円錐形に部分切除する手術です。
- 適応症:子宮頸部高度異形成(上皮内癌)
- 入院期間:3日
- 麻酔:全身麻酔(腰椎麻酔)
- 開腹悪性腫瘍手術:お腹を切開して子宮卵巣を摘出し、場合によりリンパ節郭清も行います。
- 適応症:子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌
- 入院期間:9日~10日(術後集中治療室に入院していただく場合があります)
- 麻酔:全身麻酔+硬膜外麻酔
産婦人科における一般的治療を行っています。
- 子宮筋腫、子宮内膜症に対するホルモン療法
- 子宮脱に対するペッサリー(腟の中にリングを入れます)
- 不妊検査及び治療(人工授精や体外受精や行っていません)
検査:ホルモン検査、超音波検査、精液検査、子宮卵管造影、フーナー検査(性交後精液検査)
治療:ホルモン治療、排卵誘発(内服、注射)、腹腔鏡検査(入院が必要です)
- 更年期障害検査及び治療
検査:簡略更年期指標と呼ばれるアンケート形式の自己評価、血液検査(ホルモン検査やコレステロールなどの脂質検査)
治療:ホルモン補充療法、漢方薬、対症療法(睡眠薬、頭痛薬、抗不安薬など)、高脂血症治療
- 骨粗鬆症検査及び治療
検査:レントゲン検査による腰椎・大腿骨頭の骨密度測定
治療:骨粗鬆症薬、ホルモン補充療法、ビタミン剤など
- 性感染症治療(クラミジア、コンジローマ、淋病など)
- 避妊ピル