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事業管理者・院長ごあいさつ

記事ID:0000314 更新日:2021年4月28日更新 印刷ページ表示

管理者のメッセージ

管理者写真『2021年を迎えてー信頼され持続可能な病院へー』

明けましておめでとうございます。

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないまま新しい年を迎えました。
 WHOへの最初の報告から1年が経過し、昨年末時点では全世界で8,000万人を超える人がこのウイルスに感染し、180万人を超える人が亡くなっています。わが国でも今まさに第3波のただ中にあって、感染者が増加し、累計患者は20万人を超えました。欧米ではすでにワクチン接種が始まり、わが国でも春までには接種が始まるようですが、その管理や安全性についての課題も指摘されています。1日も早くワクチン接種が全ての国民に行われ、また効果的な治療薬が開発されることを期待していますが、それまでは一人ひとりが、マスク着用、手洗い、3密を避けるなどの基本的な感染防御を行うことが大切であると思っています。
当院は第2種感染症指定医療機関であり、この圏域では最も早くから新型コロナウイルス感染症に対峙してきました。昨年3月20日の第1例目の受け入れ以来、今まで120名を超える感染患者を受け入れてきましたが、誰が感染しても不思議ではない状況の中で院内感染を発生させることなく今日まで来られたのは、職員の感染防御に対する意識の高さと、人と人、部署間の連携・協調であり、全ての職員に感謝をしています。
 この感染症は人や組織から多くのものを奪いました。当院では毎年、地域の医療機関の先生方や連携担当の方々に参加していただいて「地域医療連携の集い」を開催し、顔の見える連携に努めてきましたが、中止を余儀なくされました。その他、当院の医師やこの国のエクスパートを招聘して開催してきた市民公開講座や各種のオープンカンファレンス(研修会・講演会)、また、地域の高校生を対象に長く行ってきた「ドクター及びメディカルスタッフ体験セミナー」も中止としました。これまで当院は、職員のみならず、地域の医療従事者や医学生、看護学生などに対する教育・研修を大きな使命と考え力を入れてきましたが、昨年はその役割を果たすことができませんでした。今年は何とかこれらを活性化できればと考えています。そのような中でも、2020年の病院目標に挙げていた高度型がん診療連携拠点病院の指定、DPC特定病院群の継続指定、臨床検査部門のISO15189の認定を得ることができたのは明るいニュースでした。また、2020年は多くの人々、多くの企業の方々から当院の新型コロナウイルス感染症の診療に対してご寄付や励まし・感謝の言葉をいただきました。ありがとうございました。皆さまの支えもあり頑張ってこられたと感謝しています。
 そしてそのような中で迎えた2021年ですが、いよいよ今年から「本館建て替え・東館改築」事業の基本構想・基本設計に着手することになります。これまで当院は「救急医療」、「がん医療」、「高度専門医療」を診療の柱として、圏域の急性期医療を担当してきましたが、この増改築事業によってさらにその3本の柱を充実させるべく人材の確保や施設・医療機器の整備を進めていきたいと考えています。さらに、これまで当圏域の課題であった小児二次救急医療については本年4月に小児救急医療拠点病院の指定を目指しており、もう一つの課題である高次周産期医療については本館建て替えに併せてその整備を行う考えでいます。
 医療は病者の回復・復活を願った「祈り」から始まったとされていますが、「祈り」を託されることで進化を重ね、現在に至ったのだと考えています。病院も地域のニーズに応じて変わっていかなければなりません。ニーズに応えることで病院は医療を持続させることができると思っています。当院の増改築事業は地域のニーズをくみ取り病院を次の時代へと発展・持続させる大切な事業になります。まさに2021年が次の50年のスタートの年であり、これからも時代のニーズを適切に捉えて進化を続けていきたいと考えています。

 最後に、新型コロナウイルス感染症の収束が見えない厳しい状況ではありますが、皆さまにとって今年がよい年となりますことをご祈念申し上げます。

2021年1月
福山市病院事業管理者 高倉 範尚(たかくら のりひさ)

院長のメッセージ ​

院長写真

 桜前線は例年より早く北上しましたが、新型コロナウイルス感染症は変異株の出現により第4波が押し寄せてきており、3回目の緊急事態宣言が発令され動けないゴールデンウィークを迎えようとしています。当院ではこの度ホームページのリニューアルを行っておりますが、まだ内容に整っていない部分もあり、今後充実させていきたいと考えております。

 当院におきましては今春も新採用職員を迎えましたが、新型コロナウイルス対応により昨年同様に辞令交付式や、オリエンテーションも分散して行いました。年度初めにあたり当院の現状をお知らせします。

 今年度より新規採用臨床研修医定員が1名増員し、11名となり、3年連続のフルマッチでしたが、1名の医師国家試験不合格があり、新規採用臨床研修医は10名となりました。看護部の新採用看護職員は41名、医療技術部では薬剤師2名、診療放射線技師1名、臨床検査技師2名、臨床工学技士2名が新たに採用されました。毎年感じることですが、新しい芽を大きな力へと育てるため、環境を整え、職場全体でサポートすることの大切さをあらためて感じています。

 職員数は、診療部180名(歯科衛生士、視能訓練士、公認心理士8名含む)、看護部589名、医療技術部152名、管理部門58名の計979名で、昨年4月と比較すると13名の増加となりました。

 急性期医療を担う機関として、今年度も継続してDPC特定病院群に指定されておりますが、今後も高い機能評価係数Ⅱを獲得する方策を考えていく必要があります。機能評価係数Ⅰについては、2019年総合入院体制加算2へのアップグレードが達成でき、2020年度より精神科リエゾンチームも稼働しております。平均在院日数は9.5日でした。

 地域医療連携につきましては、紹介率75.1%、逆紹介率158.6%でした。外来診療から入院診療、そして退院後の診療へとシームレスな連携を保つために行う入退院支援は、支援職員の病棟配置を行い、多くの患者さんの支援が行えるようになりました。残念ながら、例年7月に行っておりました地域連携のつどいは、今年度も新型コロナウイルスの影響で、開催を断念しました。

 救急医療につきましては、昨年度、救急外来患者数7,732人、救急車搬入患者数は3,487人で新型コロナウイルスの影響もあり減少しました。救急車搬入患者のうち66%が入院治療を受けています。また、救急車以外での救急外来患者数は4,245人で、そのうち24%が入院されました。小児救急医療において当圏域に貢献するため、昨年より小児外科を開設し、今年度は小児科医も11名に増員し、小児救急医療拠点病院の指定を4月1日に受けました。

 がん診療では、院内がん登録件数の2020年度最終集計はまだでておりませんが、2019年度とほぼ同数(約2,000件)となる見込みです。外来がん化学療法件数は7,678件と年々増加傾向となり、現施設環境では実施件数の限界に迫ってきております。そのため近隣の医療機関とも研修や連携パスなどにより綿密な連携を取り、当圏域のいかなる地域におきましても同じ医療が安全に受けられるよう努めているところです。

 高度先進医療の提供では2020年度は、ダヴィンチを用いたロボット手術は前立腺、腎臓及び膀胱を合わせて137件でした。2018年の診療報酬改定で追加された新たな領域の手術につきましては、呼吸器、消化器、肝胆膵領域で準備を進めておりますが、実施には至りませんでした。True Beamによる高精度がん放射線治療は、総治療件数9,059件、その内新規患者数は379人でした。循環器領域では、冠動脈疾患に対する冠動脈ステント留置件数460件、不整脈に対するカテーテルアブレーション件数312件、末梢動脈疾患に対する血管内治療件数150件でした。また、がんゲノム医療につきましては、がんゲノム医療連携病院に選定されており、2020年2月に当院1例目の包括的がんゲノム医療プロファイリング検査を実施し、現在までに14件の検査を実施しました。

 働き方改革におけるワークシェア、ワークシフトを安全に進める体制に欠かせない認定看護師は、一昨年取得した認知症看護および放射線治療看護認定看護師を含め現在22名、専門看護師は1名が在籍し、各々の分野で重要な役割を果たしております。今年度は、2名の看護師が特定行為研修(クリティカルコース、創傷・ろう孔管理コース)を受講する予定としており病院機能、医療の質の向上を目指します。また、全ての医療分野において多職種からなるチーム医療の実践が望まれており、互いの信頼からなる真のチーム医療の提供を目指します。

 新型コロナウイルス感染症の勢いは変異株の出現でさらなる山場を迎えており、長期戦は必至ですが、病院全体、全職員一丸となって、一日も早く収束へ向かうべく努めます。第2種感染症指定医療機関として可能な限り柔軟な対応を行います。医療機関の方々のみならず、住民の方々もご支援よろしくお願いいたします。

2021年4月
福山市民病院院長 喜岡 幸央(きおか ゆきお)


診療受付時間
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患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
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