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緩和ケア病棟(PCU)は全室個室で16床を有し、院内・院外の入院緩和ケアを必要とする患者さんを適切なタイミングで円滑に受け入れるように努めています。
PCUでは患者さん・ご家族のQOLの維持・向上を最終目標として、痛みや不安等の苦痛症状の緩和を図りつつ、病棟ボランティアを含む多職種がチームを組み、きめ細やかなケアを提供しています。精神腫瘍科、麻酔科・がんペインクリニック、リハビリテーション科、放射線治療科などと連携して専門的な症状コントロールを行っています。
PCUへの入院基準は①苦痛症状があり入院緩和ケアが必要ながん患者さんであること②患者さん・ご家族がPCU入院を希望しており、主治医も同意していること③患者さん・ご家族のDNARが確認できていること④患者さん・ご家族が病名・病状を理解していることが望ましい、の4点です。
症状コントロールがついた後には患者さん・ご家族のご意向に応じて積極的に在宅調整を行い、自宅への退院を目指します。在宅では、在宅緩和ケアチームとの連携により、安心・安全な在宅療養の提供を目指します。PCUから在宅調整をして退院された患者さんについては、バックアップベッドを準備しており、在宅ケアチームからの要請があればPCU再入院を速やかに調整します。また、介護されているご家族の休息のための短期レスパイト入院にも対応しています。
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