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脳神経外科では脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷、脊椎・脊髄疾患、機能性疾患、水頭症など、脳神経外科領域全般にわたって診療しています。救急疾患には365日24時間体制で対応しています。
脳血管障害につきましては、脳出血に対して開頭術や定位脳手術による血腫除去術、脳動脈瘤(破裂・未破裂)に対してクリッピング術(開頭術)やコイル塞栓術(血管内手術)、超急性期脳梗塞に対してアルテプラーゼ静注療法や血栓回収療法などを実施しています。また、早期にリハビリテーションを開始し、回復期リハビリテーションへスムーズに移行できるように脳卒中地域連携医療を推進し、患者さん・ご家族をチーム医療で支援いたします。さらに、再発予防のための対策も重要で、抗血栓薬の投与や基礎疾患の管理だけではなく、頚動脈狭窄症に対する頚動脈内膜剥離術(CEA)および頚動脈ステント留置術(CAS)なども実施しています。
脳腫瘍につきましては、綿密な治療計画に基づき、手術・放射線療法・化学療法・分子標的療法などの集学的治療を行っています。転移性脳腫瘍に関しては、当院が地域がん診療連携拠点病院であるため、関連科と協力しながらがん診療体制を構築しています。また、放射線治療科と協力して定位放射線治療にも対応しています。
頭部外傷につきましては、当院の救命救急センターが広島県東部の三次救急を担っていることから、重症例や全身多発外傷が多いという特徴があります。そのような症例においても、救急科・関連科と協力することにより良好な成績をあげています。備後地域の三次救急を担う重要部門の一つとして、その役割を果たしていきたいと考えております。
脳血管障害(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞など)
脳腫瘍(がんの転移も含めて)
頭部外傷
脊椎・脊髄疾患(頚椎症、腰椎症、椎間板ヘルニア、脊髄腫瘍)
機能性疾患(三叉神経痛や片側顔面けいれん)
水頭症、てんかん、その他