本文
2013年5月の新棟オープン時に「内視鏡診断・治療センター」として新たなスタートを切り11年が経過し、スタッフや内視鏡件数が増加してきましたが、2016年以後は7,000~8,000件前後で推移しており、健診や人間ドックの内視鏡を施行していない当施設としては、概ね適当な件数と思われます。一時新型コロナウイルス感染症の影響でスクリーニング検査を控えたため総内視鏡件数は減少しましたが、2021年以降は感染対策を徹底し消化管、胆膵いずれも増加傾向です。
引き続き消化器と呼吸器のがんおよび良性疾患の精密診断と治療、消化管出血や胆管結石の緊急内視鏡(24時間体制)などの治療的内視鏡を中心に、他施設での診断・治療困難例、重症緊急例などの処置に闘志を燃やしています。特に最近は超高齢化社会を背景に、心肺腎などに合併症を有する症例も多く、適応や安全面にも配慮し検査や治療を施行していきたいと思います。
2024年度のスタッフは、上下部消化管4名(名和、小林、根岸、田尻)、胆膵4名(植木、小川、皿谷、越智)、消化器専攻医7名(島田、槙山、安富、丸谷、宮本、物部、小田)、呼吸器6名(高田、三谷、下西、滝、砂田、岡)+外科医師の体制となっています。