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血液腫瘍に対する当科の取り組み(内科)

記事ID:0000825 更新日:2022年2月7日更新 印刷ページ表示

血液腫瘍は骨髄細胞を起源とする骨髄系腫瘍と、リンパ系組織を起源とするリンパ系腫瘍に大きく分かれます。前者はいわゆる白血病(広義)であり、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群、慢性骨髄増殖性腫瘍などが挙げられます。後者はいわゆるリンパ腫ですが、多発性骨髄腫、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病など病態が異なるものに分類されます。当院ではこれらの血液腫瘍のほぼ全てをカバーできる体制で診療を行っています。無菌室も5床備えており、骨髄抑制期の感染対策、輸血、および各種支持療法など総合的な治療が行えます。ただし造血幹細胞移植は当院では行っていませんので、必要に応じて実施可能施設へ転院して治療してもらいます。

 

急性骨髄性白血病

診断から治療(寛解導入療法~寛解後療法まで)、および治療後のフォローまで当院で実施可能です。造血幹細胞移植が必要な場合は関連施設へ転院して実施してもらいます。

 

慢性骨髄性白血病、慢性骨髄増殖性腫瘍

診断から治療まで当院で可能です。慢性骨髄増殖性腫瘍でみられる遺伝子変異(JAK2、CALR、MPL)の検出も、川崎医科大学へ検体を送付して検討が可能です。

骨髄異形成症候群

診断、および主な治療(寛解導入療法、アザシチジン療法、その他輸血など支持療法)を当院で行っています。造血幹細胞移植が必要な場合は関連施設へ転院して実施してもらいます。

 

リンパ腫、急性リンパ性白血病、慢性リンパ性白血病

診断に必要な腫瘍生検は外科系各科と連携して実施します。組織診断は岡山大学病理学教室の協力もあり精度の高い結果が得られます。組織診断および全身精査の結果に応じて、必要な各種化学療法(状況によっては慎重な無治療経過観察を行う場合もあります)を当院で実施しています。造血幹細胞移植(自家および同種)や、先進的治療であるCAR-Tが必要な場合は実施可能施設へ転院して治療してもらいます。

 

多発性骨髄腫

診断から各種治療まで当院で可能です。自家末梢血幹細胞移植が必要な場合は関連施設へ転院して実施してもらいます。


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く