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肺がん

記事ID:0000762 更新日:2021年2月23日更新 印刷ページ表示

肺がんの放射線治療

 

当院では脳、肺、肝への定位放射線治療を実施しています。

定位放射線治療は“ピンポイント照射”と⾔われています。多⽅向から三次元的に細いビーム状の放射線を病巣にピンポイントに集中して照射する放射線治療法です。⽐較的に⼩さな腫瘍に対してのみ⾏える治療法です。

 

当院での肺がんに対する定位放射線治療は、4⽇間で照射する⽅法と2週間で10回に分けて照射する⽅法があります。ビームの中⼼には⼤線量の放射線が照射されますが、ビームの重ならない部分は放射線照射量が少ないため副作⽤は少なくなります。肺の腫瘍は吸気と呼気で位置が移動します。当院では現在、体幹部固定具にて患者さんの動きを固定し、照射する時のみ呼吸を⽌める⽅法で放射線照射をしています。しかし、呼吸機能低下や認知症にて呼吸を⽌められない患者さんの場合には、できるだけ⼩さな呼吸をすることにより腫瘍の⽣理的呼吸性移動を⼩さくして治療する場合もあります。

 

放射線治療開始までの⼿順

1 照射野設定用CT撮影

 肺がん1

 肺がん2.png                   放射線治療体位

 

2 放射線治療計画立案

放射線治療計画立案の画像  

3 定位照射実施

定位照射実施の画像  

 

肺定位照射治療例

肺定位照射治療例1の画像例1 肺定位照射治療例2の画像例2

 

肺定位照射治療経過

肺定位照射治療経過の画像

肺定位照射の日程と所要時間

  • 肺を固定するための体幹部固定具作成(30分)
  • 固定具を装着して呼吸練習(30分)
  • 照射野設定(30分)
  • 治療計画(3時間)
  • 線量検証(1週間)
  • 放射線治療実施

 1日に1回で12グレイ照射 所要時間1時間

 連続4日間(12グレイ×4回=48グレイ)


診療受付時間
8時30分から11時30分
患者さん及びご家族の皆さまへのお願い
※当院は原則予約制です。初診はかかりつけ医で予約を取り、紹介状をお持ちください。
外来診療日
月曜日から金曜日
祝日・年末年始を除く